『優センパイッ!!!』

ぎゅーっ。
少し先に立っていた私の大好きな優先輩に私は駆け寄って思い切り抱きついた。

「うわっ!!桜、イキナリ抱き付くな!!」
『優先輩大好き♡♡』
「人の話を聞け!!!」

ちょっぴり怒りぎみのように聞こえるけど、顔は照れてる笑顔だから大丈夫♫
それに優先輩はこれくらいじゃ怒んない。

「桜、今日のサークル。ちゃんと来るよな??」

ちょっぴり心配そうに私を見上げる優先輩。

見上げる…?

そう疑問を抱いた方!
実を言うと、優先輩は私より5cm身長が低いんです(笑)
といっても、私もそこまで高くはありません。私は162cmです。

「…桜…?来ないの、か…?」

優先輩のショボーンとした声にハッとすると、先輩は私の顔を見上げたまま首を傾げる。

きゃーっ///

その顔は反則だよぉ〜!!

『い、行くに決まってるじゃないですか!!///優先輩と理由なく一緒にいられる時間だもん』

そう言ってから、そっとそっぽを向くと先輩は嬉しそうな笑い声を上げて私の頭をわしゃわしゃ撫でてくれる。

その瞬間、私の顔に熱が集まる。
何回されても一行に慣れない。
でも、嬉しすぎて顔がニヤけてしまう…うぅ〜///

「あれ?桜、なんでニヤついてるのかなぁ〜?」

先輩はドSだ。
なんで、わたしがニヤけてるのか理由は分かってるのにいっつも聞いてくる。

『…先輩の、ドSッ!!!』
「知ってる♫俺、言わせるの好きだから」

そ、その楽しそうな笑顔…キラキラしてるよぉ〜泣

私、ドMじゃないのにぃ…。