「しまった…
でも今降ろすわけにはいかねぇ!」
なぎさちゃんの走るスピードが早くなる
。
「なぎさちゃん‼とにかく隠れて‼
今は追ってこない!」
「おう…っ‼」
偶然通りかかった階段を登ると、突き当たりの部屋の中に入る。
「はぁ…はぁ…あ、ヤッベ…」
「はぁ…え?ここは…」
「美香、すまん」
私は周りを見渡す。
この学園のこんなところ…
見たことも入ったこともなかった。
まさか…ここは…
「男子トイレえええええええええ?!」
「まあいいだろ、助かったし」
「そういう問題じゃないよぉ!
誰か入ってきたらどーすんの!」
それに、出る時に誰かに見られたら…
「私、お嫁にいけないっ!
こんな女の子、誰も貰ってくれない…」
「そっ、その時は俺が貰ってやるって!」

