「驚いたんだぞ、学校で
お前、いきなり倒れるから…」

「いつものことだよ、

私が倒れたなんて嘘みたい。

だって、今はこんなに元気だもん」

そんなこと、いつものことなのに。

でも、

なぎさちゃんや、

みんなに心配かけないように

もっともっと元気になるんだ。

ちゃんと寝て、食べなきゃ。


「バカ。心配してんだよ、みんなも。
・・・・俺も…

それに…っ!気ィ抜くと、また悪くなるからな」

彼は照れている…?

照れてるなぎさちゃんが可愛い。

心配してくれてるんだ、

そういうなぎさちゃんが大好き。

恋愛とかの好きじゃなくて、

いつも頼りになる、お兄ちゃんみたいだけど…たまに可愛い弟?みたいな感じ。

家族として大好き。

「そっ、そんなことより‼
明日、退院するんだろ、朝、迎えに行くからな」

「え…うんっ!よろしくね‼」

嬉しい。
またなぎさちゃんと家に帰れるんだ。