一人になっちゃったんだ。

両親はいない。

友達もいなくて、

さみしかった。

私はしばらく病院で生活をしていた。

他の大人や、しらない子供と食堂で、
ご飯を食べたりした。

でもそんなある日、

「迎えにきた」

私の病室に、
一人の男の子がやってきた。

なんか、ツーンとしてて、冷たい子。

どうやら私のいとこで、この日、始めて出会った。


それが、なぎさちゃんだ。

なぎさちゃんが居なくなってしまうなんて、考えられない。

考えたくない。

もう誰も失いたくないよ。