ある日、私は家族の、

お母さんとお父さんで

動物園にいく時に、バスに乗った。

「わー!ママ‼パパ‼
どーぶつえん、みえてきたよ!」

この時は確か、私が6歳の時だ。

「そうだね、あともうちょっとだね」

母と父は優しく微笑んでくれた。

とても優しい両親だった。


でも、その時…

ーーガシャン‼

すごく大きな音にビックリして、

一瞬目を閉じた。

落ち着いてゆっくり目を開けると…

お父さんとお母さんだけではなく、

運転手さんも、他の人たちも…

みんな血まみれ。

外をよく見ると、他のバスが私たちの乗っているバスに衝突していた。

バスだけではなく…他の自動車も。

「ママ…パパ…⁇」

その時分かった。
私たちは…よくある事故にあった。

両親は死んでしまった。

助かったのは私を含めて、ほんの数人だけだった…。

でも、みんなすごく大きな怪我をしていた…。

私はずっと、泣き叫んだ。

私が今までで一番悲しんだ日。