「スピードあげるぞ。

しっかりつかまれよ」


「きゃっ…‼わー‼

楽しい‼スリル満点‼」

私はそんなことを言って楽しむ。

「ちょ…!バカ!はしゃぐな!

落ちてもしらねーぞ?!」

なぎさちゃんがバランスを崩した。

私はもう少しで
落ちそうなところだった。

「あう…ごめん…」

そうだね。

なぎさちゃんは、一生懸命おんぶしくれてるんだし。


でも、こんなに楽しい日常が、

毎日続いて欲しい…

なぎさちゃんと、ずっと一緒に居たい。

もしも…

なぎさちゃんが居なくなると考えた、
その時。

こんなことを思い出した。