「あはははっ!!面白い子ね」

やっぱ変なこと言っちゃった…
これじゃ、私はただの馬鹿じゃん。

「私、鈴木 舞です。貴方たち、
美香さんとなぎささんでしょう?
知っているわ」

「えっ?!どうして知ってるの?」

舞さんがどうして私たちの名前を知ってるのか、想像つかない!!

前に会ったことあるっけ…?

「わからないかしら?でも、
明日になればわかると思うわ。」

え…

舞さんはそれしか言わずに去って行く…

「まったく…女ってめんどくさいよな」

「…そんなこと言わないでよ〜」

なぎさちゃん、冷たいっ!


しかも私、
舞さんや変なこと言っちゃって、

嫌われたかも…?

「早く家に帰るぞ。

すんげぇ暑いし、
お前、熱中症になるぞ」

確かに外はすごく暑い。

今は真夏だけど、
一瞬真冬になったらなぁ…

「あ、うん。帰ろう」

久しぶり。

こうやってなぎさちゃんと手をつないで帰るのは。

いつものことなのに。

すごく不思議な感じ!