「なんで?」



そして、今度の返答に時間はかからなかった。




「好きだから。」





「冷めたって言ったじゃん。」





「・・・ごめん、嘘。イライラしてた。」




「最低。」





「本当、ごめん。許してもらえるって思ってないけど・・・大好きだから。」





そう言って抱きしめられた。



そのぬくもりはあの時と同じだった。