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『はいっ!終了~。答案自分で持って来て』



先生がニコニコしながら言う。



『しっかし、お前ら…似てないなぁ…一卵性?二卵性?』


『……』


「……」



「一卵……『じゃあさよならっ!』」



育が答えようとしたが、私は先生に挨拶をして部屋を出た。




育の側にいるだけで胸が苦しい…



「由奈!!待てよっ」



私は育の言葉を無視し思いっきり廊下を走り抜ける。