キーンコーン―――
カーンコーン――――――



今日は試験2日目…




終わったら直ぐに帰ろう…



『由奈♪』



誰かが肩を叩いた。



『あっ、仁美…オハヨ…』



『由奈、今日はどうしたの?何か用事でもあったの?』



『…うん、ちょっとね』



『そっか~でも…明日は三人で行けるよね?』



『あー明日も用事あるかも…』



『そうなんだ…ひょっとして気使ってくれてるの?』


『ち…違うよっ!』



『だったらいいけど~由奈と育は兄弟なんだから、変な気使わなくてもいいんだからねっ!』


『ハハハ…そんなんじゃないし』