好きになった人は…双子の兄でした。【完結】

私は『はい…』と答えるだけで何も言えなかった…



『ご主人さんは…?』



『兄………』



私の言葉で先生が怪訝な顔をした…



『兄を連れて来ます…』




『そかそか、付き添いにね。じゃあ、ちゃんとご主人さんにも家族にもちゃんと伝えるんだよ』




『はい……』



私は結局何も言えなくて…


手には、エコーで撮ってくれた赤ちゃんの写真を手にトボトボと家に帰った…