好きになった人は…双子の兄でした。【完結】

次の日――――




私は学校を休み、母の机の引き出しから保険証を盗み、病院へ行く事にした。




病院で少しでも怪しまれない様に、大人っぽい服を選んだ。




病院の待合室…




産まれたての赤ちゃんを抱いている人…




大きなお腹の人が私を釘付けにする…




皆…幸せそう…




私は自分が凄く場違いにいる様な気がした…




『真鍋由奈さん、お入り下さい』



呼ばれて私は診察室へ入る…



『ここで下着を脱いでここに上がって下さいね』



看護婦さんが、そう言いながらカーテンを締めた…



下着脱ぐんだ…



私はこんな格好でいいのだろうかと思いつつ…




診察台の上に上がった…