好きになった人は…双子の兄でした。【完結】

私は佳代の住所をメモした紙を握りしめて、走った。


なんだか…



とても嫌な予感がする…



私の勘は当たるんだ…



そして、私は大きな高層マンションへ辿り着いた…



エレベーターを押して佳代の家まで行く。



こっ…ここだっ



私は急いでチャイムを鳴らした。



佳代…



出て……



『……………』


私の願いも虚しく、
どれだけ鳴らしても留守だった…