ずっとずっと…



話しをしたかった…



育の気持ちが知りたくて、泣きついて聞いた事もあった…



素直になれなくて、ついつい意地を張ってしまった事もあった…



育の枕にポツポツと熱い雫が落ち、丸い染みが出来ていた…



「……ん…」




そして、
育が静かに目を覚ましたんだ…