ガラガラ―――



『あっ…仁美!おはよ~』


真奈美が真っ先に仁美の元に駆け寄る。



私は後ろから、仁美と真奈美の痛い視線がチクチクと刺さっている様な気がした…



そう思っていると、
私の前に気配を感じる…



私はほんの少し頭を持ち上げ、前を見る…



そこには、仁美が自分の席に立って居て、顔だけ私の方へ向いていた…



一瞬、仁美と目が合う…



仁美は勝ち誇った顔で笑っていた…