私達は帰りの切符を手にし電車に乗る。



あぁ…もう帰るんだな…



窓から見える、景色までもが名残惜しく見える。



あのまま、ずっと育と二人だけで生きて行けたらな…


帰りたくない…



私は育の手を握る…



育が手を握り返してくれた。