好きになった人は…双子の兄でした。【完結】

しばらく歩いているとドンドンと太鼓の音が聞こえてきた。



お祭りだなぁ~



屋台もいっぱい出ていて、仁美と後でクレープを食べようと約束した。



『花火、何時から打ち上げ?』



「7時からだったと思う」



育と和也君の話しを隣で聞いていた。



時計を見るとまだ6時前だった。



『じゃあ、先に屋台で何か食うか!』



和也君が張り切って言う。


私も育も仁美も頷いた。