好きになった人は…双子の兄でした。【完結】

『アハハ…ありがとう』



「良かったなぁ~由奈」



育がニヤニヤと笑っていた。



『………』



なんだか嫌だ…



育まで私と和也君をくっ付けようとしてる…?



そんなのはお断りだ…



恋愛対象にはならないよ…


和也君は友達としてならいいかもしれないけどね…



ブツブツ独りで考えて事をしていたら、仁美が話し掛けてきた。



『由奈…育と和也行ったよ…』



『…えっ…あっ…ごめっ』


私と仁美は急いで二人の後を追った。