A先輩がくる時間が近づいてきた。
(今何時だろ?
あっ、もう先輩がくる時間だ、、、)
嫌な感じがした。
きて欲しくないって言う思いと共に、、
でもそんなこと思ってる自分とは裏腹に
(先輩に会えるっ!!)
って喜んでいる自分もいた。
その想いは憎らしいほど純粋で、人の一番のいいところだった。
私の中で一番素直な気持ち、、、
気づきたくなかった。
だから消したんだ。
思い出もすべて一緒に、、、
なのになんで気づいたんだろう。
なぜ、気づいてしまったんだろう。
嫌いって言われたのに、、、
あんなひどいこと言われたのに、、、
あんなに傷ついたのに、、、
自分が自分でないような気がした。