「…ってことは…」
凛音は息を飲んだ。
「…そこまで分かってんなら、
もういいや」
そう言うとタカは、
深くかぶっていたフードを取った。
そこから現れた顔は…
「………やっぱり…」
礼音だった。
「予想はしてたけど、
まさかタカと礼音が同一人物だったなんて…」
「…ごめん」
「じゃあタカっていう名前は?
何で私のとこに来たの?
何で私のこと知ってたの?」
一気に疑問が浮かび、
質問攻めにする凛音。
「…タカっていう名前は、
俺の名字から。
『高橋』だから『タカ』」
質問に丁寧に答えていく礼音。
「凛音のとこに来たのは、
凛音に会いたかったから。
学校だとしゃべってくれないだろ?」
「お前のこと知ってたのは、
小さい頃に会ったことあるから。
…ま、お前は覚えていなかったけどな」
「………あと1つ聞いていい?
何で私のこと好きになったの?」
凛音は最も気になっていたことを聞いた。

