「っタカ!」

凛音は出ていこうとするタカの名前を
思わず呼んでしまった。

「ん?」

「あっあの…
明日も来、る…?」

「んーん、どっしよかなー…。
行かないかもなー」

「えっ来ないの!?」

「ふっ。
ウソウソ。明日も来るよ」

タカはまた優しい微笑みを浮かべ、
部屋から出ていった。

「…なんだろ、この気持ち…。
何かふわふわする…」

凛音は自分の胸に手をおいた。