凛音は自分よりも背の高い礼音を 見ないように、下を向く。 「…ぜってぇ落とす」 礼音の声がよく響く。 「…私は絶対好きにならない!」 凛音は礼音の手をどけて、小走りで カバンを持って教室から出た。 「………」 教室にただ1人残された礼音は 壁にもたれると、 「…ばーか………。 何で俺のこと忘れてんだよ…」 と、静かにつぶやいた。