2人はお互いに何も喋らず、 歩き続けた。 「………」 でもこの時間は今となっては、 心地のよい時間だ。 「…ストップ」 礼音が急に止まった。 「凛音、ここ覚えてるか?」 礼音が指さしたのは… 凛音の夢の中に現れた、 あの野原。 「…ここ……」 「…どう? 覚えてるか?」 「…ここ、来たことある…」 凛音は息を飲んだ。