0時のシンデレラ


「信じらんねぇ…」

「あ、あの…っ」

「凛音、もいっかい言って」

「え、すっ好き…」

礼音は凛音を強く抱きしめた。

「…俺、ずっと待ってた。
ずっと凛音のこと、待ってた」

「…待っていてくれてありがとう」

凛音は礼音の背中に手を回し、
抱きしめた。
礼音はさらにもっと強く、
凛音を抱きしめた。

「ちょ、苦しい…」

「…あ、ごめん」

礼音は凛音から離れた。
かわりに手をつないだ。
凛音の顔がみるみる赤くなっていく。

「…ちょっと歩こう」

礼音は凛音の手を離さずに言った。