0時のシンデレラ


後ろから、聞いたことのある声が聞こえた。

「ま、待って…
はぁはぁっ………」

礼音が後ろを振り向くと、
そこには好きな人がいた。

「っ、凛音!?」

「はぁっ…
わっ私、アンタに伝えなきゃいけないことが
あるの…っ」

…え?
そのためにわざわざ、走ってきたの?
やべ、嬉しー…。
どんな話でもいいや。

「私、アンタのことが好き」

「…えっ!?」

礼音はびっくりした。
だって避けられていたはずの相手に
告白されているのだから。

「まだ小さい頃のこととか、
全然覚えてないけど…っ、
それでもアンタが好きなの」

「…マジ?」

「うん…きゃっ」

一瞬時間が止まったようだった。
気付いたら、
礼音は凛音を抱きしめていた。