はっきり言ってイヤだった。

自己紹介の時間になると、
私(ちゃんといえるかな)
うち(はぁ?めんどくさ)
おれ(別に言うことねーし)
はる(なにいおっかなー♪)

もうみんなわかってるとおもうけど、
元々は、私
口が悪いのが、うち
男の子で、性格がちょっと乱暴なのが俺
精神年齢が低く、考えてることが幼いのがはる

とりあえず自己紹介を適当に終える
はぁーとおもって、席に着くと胸に、響く声が聞こえた。実は、私は、声フェチなのである。

その声は、前のうるさいやつのとなりから聞こえてきている。

確か名前は、晃瑠(ヒカル)。高くも低くもなく私の大好きな声だった。でもただそう思うだけで終わった。