その彼女のステージに、今アンコールがかかった。 終わりが近い証拠だ。 「わ……どうしよう。 どうしようどうしようどうする!?」 「落ち着けばいいと思う」 落ち着きまくっている声で一蹴。 ステージ前に、珠月撃沈。 ……あ、少し落ち着いたかも。 手首で脈拍を計ってみる。 ……速いのか普通なのか分からない。 「よしみんな、小声で円陣!!」 将人の合図で、円の形に並ぶ。 そして、左腕を突き出す。