「そうだ私、将人に謝らないと……!」 ハッとして叫ぶ。 心配してくれた将人を拒絶してしまったんだ。 ……何で? 何で私は彼を拒絶したんだ? 倫生の手を頭に乗せたまま、考え込む私。 小さく「珠月、」と呼んだが、そのまま黙りこくってしまった倫生。 太股に当たるタオルが、ゴワゴワとして気持ち悪かった。 ……一方、私と倫生がいなくなった第三音楽室。 複雑な顔をしている三人。 「……珠月、どうしたんだろ」 小さく将人が呟いた。