思わず息を飲んだ。 あまりに日常生活から離れた単語だった。 ……死ん……!? 「交通事故で、突然。 ……俺らの目の前で」 目の前が、真っ暗になった。 自分は体験していないのに、何故か景色が浮かんできた。 「……芽都、っていうんだ。紅野」 紅野芽都-Kouno Meito-。 私は無意識に、その人のイニシャルを気にしていた。 「芽都の葬式でもあいつ……泣かなかった」