「ごめんみんな……。 ……やめようぜ、そんなの。 もう……済んだことだし」 目を擦りながら将人が言う。 「……でも」 ……悔しいよ。 「…………悔しいのは」 ───────悔しいのは、全力でやったから。 パタンと音がして、ギターがケースに仕舞われる。 「管理人さんに挨拶してくる。 先帰ってていいよ」 ギターケースを持って、将人が行ってしまった。 部屋に、私たち3人だけが残った。