………………

「あー… 目、腫れちゃってる」
悠太。
私……悠太がいない世界でどうすればいいの…?

寂しいよ…

「悠太…会いたい…」

「俺も」

えっ?

「…あはは…ばかみたい…
私、幻聴まで聞こえ始めたみたい」

「違うって、ここにいるぞ!」

あれ

「幻覚まで見えて来ちゃった……?」

「違うっつの‼‼」

「へ⁉…誰⁉」

「もう忘れたのか?菜穂。」
見覚えのある顔
見覚えのある背丈
聞き覚えのある…声
悠太…。
「あ…、ゆ…悠…太?悠太なの?」

「そうだよ。
まぁ
亡霊だけどな」



「………………は?」