「それは…」 友希の言葉に言葉を詰まらせるその子。 「まぁ、別にだからといって俺はなんとも言わないけど。」 その時、救急車がきた。 救急隊員の人が友心を担架に乗せる。 その動きは、全く無駄がなく友心を乗せた救急車は風のように走って行った。 「友希…」 私は小さい声で呟く。 「…なに?」 私を見下ろす友希。 「今日は、もう帰るね…」 私はそれだけ言って家へと走って帰った。