私は裕貴くんの姿が見えなくなった後、窓を閉めてベットに座った。 「……」 指輪を見て少し頬をゆるめて そっと、自分の左足に触れた。 歩くとき、少しだけ引きずってしまう自分の足。 これが、裕貴くんを苦しめる。 これが、裕貴くんを縛りつける。