「じゃあ、また明日」 「うんっ」 ちゅっと、触れるだけのキスをして、私から手を離した裕貴くん。 私の家の前まで送ってくれた裕貴くんは、ひょこっと少し足を引きずって家に入る私に手をふる。 私はできるだけ急いで部屋にいって、窓を開けて、裕貴くんに手をふって。 それを見て、裕貴くんはまた私に手をふった後、家のほうに歩いてく。 これは習慣。 私が小学校3年生からの、習慣。