裕貴くんはかっこいいし、なんでも出来る。 だから自然と、周りにも可愛い人、すごい人が集まって…― こんな、こんな欠陥がある私じゃなくても… 「はぁ…」 やめやめ。 フルフルと首を横に振る。 裕貴くんがこの足を気にしていないのだから、私も気にしないって決めたじゃないか。 好きな人が自分を選んでくれた。 それが1番、重要なことなんだから…―