昔の記憶が蘇る。 もう顔すら思い出せない男の子たちの、あの台詞。 『裕貴を縛りつけてんじゃねーよっ』 あぁ、またか。 また、私は。 知らないうちにゆう兄ちゃんを苦しめていたのか。 大好きな、ゆう兄ちゃんを。