こうして始まった琥珀と愛裕の生活。
だが、それは琥珀にとって
なんとも
不思議なものとなった。
幼いころから李家の跡継ぎとして
育てられてきた琥珀の周囲には
常に一流の人間しかいない。
執事である律をはじめとして
教師も家に使える者達も
友人達ですらも
レベルの違う最高級の人間だらけだった