「だから、
明日から隣の部屋に住んでもらう。」

「え………ですが………」

愛裕がたじろく。

「もう決まったことだ………嫌か?」

そんな愛裕の様子を面白そうに見て、
琥珀が悲しそうな演技をして言った。

「いえ!!そんなことないです!!
た、ただ、こんなに素晴らしい部屋に
住むなんて………」

愛裕が慌て否定した。
もちろんそれが見たいから
琥珀は言っているのだが。