柵の外側に足をだし座る平山……というか 「お前本当に平山か?」 「隣の席の人の顔もあやふやなの?田中祐輔くん」 ああ、間違いない……平山だ 「お前こんなとこでなにやってんだよ。その格好は?」 「質問は禁止。 どこで何しようが私の勝手」 ニヤリと笑う平山は俺の目をじっと見る そして再び口を開いた 「田中くんは『あの人』と同じ目をしてるわ」