「そこ、私の特等席なの」 薄い唇が開いて、透き通った声が聞こえてきた どこか挑発的で強気なその声は、学校での雰囲気とはまるで別人だった 「聞こえてる?」 「あ、ごめん……」 柵から離れた俺 そして同士に平山は柵に近づき、次の瞬間、柵に飛び乗った 「平山っ!!」 慌てて手を伸ばした俺 クスッ え? 「私が飛び降りるとでもおもったの?」