遥との日々


ガラガラとお賽銭箱の

後ろの扉が開けられる。


どうやらここは拝殿と本殿が

一体化しているようだ。

外装もそうだが内装も綺麗だった。

行事ごとの時はすごく人が

来そうなイメージがあるが…





神主さんに最初に言われた

言葉を思い出す。


”「おや、若い子が来るなんて珍しい。

何をしにきたのですか。」”





普段は年寄りしか来ないということか?





俺は思い切って遠回しに

聞いてみることにした。


「いやあ、立派は神社ですよね。

綺麗ですし、行事ごとの時とか

忙しいんじゃないですか?」




その質問に神主さんはあははと笑うと


「先程も言ったとおり

ここは若い子が来ないのですよ。

かと言ってお年寄りも

極たまにしか来ません。


ここは、実は言うと

”いわくつき”なのですよ。」






神主さんは少し悲しそうな顔をした。