いろいろ考えて

結局よくわからなくなった。



まあ、成り行きに任せよう。



そう決めて緋ノ宮神社前に着いたので

お金を払って降りた。


行き慣れた神社の階段を登る。

上まで登ったが遥は見当たらなかった。



遥が先に居ないなんて珍しいな…。


まあ高校でいろいろあるんだろう。



俺は階段に座って

横にある手すりにもたれかかった。


「ねむ…。」


急に眠気がきた。

いつもは遥が居るから

心地よいこの場所が退屈で

きっと眠くなったんだろう。


申し訳ないが遥が来るまで

眠ろう。


俺は目を閉じて

眠りについた。