そして、今日受験の合格発表だ。
朝、神社で遥と待ち合わせして
遥から合格祈願のお守りでなく、
交通安全のお守りを貰った。
「え、なんでこれなの?」
「合格して浮かれて事故したら
元も子もないでしょ?」
「確かにそうだけど…
俺がそんなヘマすると思う?」
「そ、そうだけど、不安なの!」
んー、大丈夫だと思うけど
世の中なにが起きるかわかんないし
まあいっか。
「ありがと。」
「う、うん。」
「そういや遥はなんか
お守り持ってんの?」
「私も同じの持ってるよ!」
「そっか、遥が持ってて安心した。」
「え、それどうゆう意味!?」
「そのまんまだけど?」
「むぅ…。」
「ああ、そろそろ時間だな。」
「そうだね、緊張するなあ…。」
「遥なら大丈夫だよ。」
俺は遥の頭を撫でた。
「ふふっ、なんだか樹くんに
撫でられると安心できるよ。」
「そっか。」
「ん。」
パッと手を遥の頭から離した。
「それじゃ、またな。」
「うん、またね。」
なんだろう、遥が今までに
見たことない顔をしている。
まるで火照っているような顔。
「遥、熱でもあるのか?」
心配なので聞いたが
頭を横に振るだけで
何も言わなかった。
「あんまり無理するなよ?」
今度は縦に頭を振る。
首振り人形かよ…。
「じゃあ、俺行くから。」
「ん。」
遥は俯いていてどんな顔
してるかわからなかった。
朝、神社で遥と待ち合わせして
遥から合格祈願のお守りでなく、
交通安全のお守りを貰った。
「え、なんでこれなの?」
「合格して浮かれて事故したら
元も子もないでしょ?」
「確かにそうだけど…
俺がそんなヘマすると思う?」
「そ、そうだけど、不安なの!」
んー、大丈夫だと思うけど
世の中なにが起きるかわかんないし
まあいっか。
「ありがと。」
「う、うん。」
「そういや遥はなんか
お守り持ってんの?」
「私も同じの持ってるよ!」
「そっか、遥が持ってて安心した。」
「え、それどうゆう意味!?」
「そのまんまだけど?」
「むぅ…。」
「ああ、そろそろ時間だな。」
「そうだね、緊張するなあ…。」
「遥なら大丈夫だよ。」
俺は遥の頭を撫でた。
「ふふっ、なんだか樹くんに
撫でられると安心できるよ。」
「そっか。」
「ん。」
パッと手を遥の頭から離した。
「それじゃ、またな。」
「うん、またね。」
なんだろう、遥が今までに
見たことない顔をしている。
まるで火照っているような顔。
「遥、熱でもあるのか?」
心配なので聞いたが
頭を横に振るだけで
何も言わなかった。
「あんまり無理するなよ?」
今度は縦に頭を振る。
首振り人形かよ…。
「じゃあ、俺行くから。」
「ん。」
遥は俯いていてどんな顔
してるかわからなかった。
