遥との日々

「あ、もうこんな時間。

時間が経つの早いなあ…。」


時間は午後4時を指していた。

3月だとまだ暗い時間だ。


「結構な時間話してたよな。」


「うん、でもそのお陰でたくさん

樹くんのこと聞けた!」


遥は本当に嬉しそうに笑った。


「そうか、それはよかったな。」


「うん!あ、でも…。」


「でも?」


「次はいつ、樹くんに会えるかなあ…。」


「あー、確かに学校も違うし、

住んでる場所も違うからな。」


「やだなあ、出来れば毎日

樹くんに会いたいな。」


「あはは、さすがにそれは飽きるだろ。」


「…。」


急に遥が静かになったので

隣を見た。