不思議な“キツネ”ちゃん


しばらくすると
京のお父さんとお母さんがきた。


お墓の前にみんなで座ってお昼ご飯を食べた。

お昼はお母さんと私が朝に早起きして作った。

って言っても。


私はデザートを、
お母さんは主食になるものを。


昨日、いきなり電話で
京に会いたいって言ったら。

京の好きなプリンを作ってきてね、って。

いきなりだったのに迷惑だとも言わずに
やさしくしてくれた。





ほんとに優しい。

私もこんな人たちのもとに


生まれてきたかった。







「それじゃ、私たちは先に行っているわね」

「はい。私もあとで向かいます」

「待っているわね。
未来ちゃん、行きましょ?」

「うん!またね、ママ」

「すぐいくからね」



京のお母さんとお父さんは未来を連れて
先に家に戻っていった。

いつも二人は
私と京の二人の時間を作ってくれる。