それからしばらくお母さんと話した。
これからどうするのか。
女子校に通うしかないというのが
話し合いの結果だ。
なるべく男の子が少ないところへ…
それから私は部屋に戻った。
なにもする気分でなくずっと天井を眺めた。
こんな静かなのは久しぶりだ。
いつもは友達と遊んだり
君人と…
「きみ…ひと…」
そうだった。
君人に…ちゃんと話さなきゃ…
と思った時だった。
携帯が光っているのに気がついた。
携帯を確認してみる。
君人からメールだった。
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to:花音
from:君人
大丈夫か?
詳しいことは保健の先生に聞いた。
俺は今すぐ花音に謝りにいきたい。
俺が守れていれば、
花音は傷つかなかったし
こんなことにもならなかった。
全ての責任は俺にあると思う。
だから花音
別れるとか言うんじゃないぞ
絶対俺がお前を元に戻してやるから
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見ていて涙が出た。
君人のことを想っても
気持ち悪いとか、吐き気とかもなくて。
君人なら大丈夫なんじゃないかって
特別なんだって思うくらいだった…
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to:君人
from:花音
ありがとう
今から会えるかな…?
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送信…

