私は貴方を抱きしめられない。


それからしばらくするとお母さんが迎えに来てくれて
そのまま家に帰った。

家に着くとお母さんと向き合う形で
椅子に座って
ゆっくりとお母さんがクチを開いた。

「大変だったわね…
だから私はマネージャーなんて反対したのよ?」

「はい…」

「君人くん…傷つける前に別れなさいよ?」

そうだ…

君人…