恋愛のやり直し方

帰ろうと振り向いた時



「終わった?じゃあ、飲もうよ?」



「はぇ?きゃっ!」




いつの間にか真後ろに立っていた友田は、私の頬にキンキンに冷えたビールの缶を押しつけてきた。





「いえ。私はこれで失礼します。食器はそのままでもいいですから。明日私が片づけますので」





帰ろうと一歩下がる。






「誰か待ってんの?」





私の下がった一歩を簡単に詰める。




「それは……」




「なぁーんだ。そっか。じゃあ、帰っていいよ。お疲れさん」



プシュっと2本目のビールを開けながらリビングへと去っていく友田の背中に、「失礼します」と告げて部屋を後にした。




それにしても、今日は疲れたぁ