この部屋に入ったのは、つい昨日のようにも思える。
考えてみればあれからまだ1年も経っていなかった。
ここに来て、それまでの私の何年分の経験をしたんだろう。
「そこ座って」
立花さんは簡易キッチンに向かっている。
コポコポとお湯を注ぐ音がして、フワッと香りのいい紅茶の匂いがした。
カチャリと目の前に置かれたカップ。
湯気が鼻まで届くと、身体の中に甘い紅茶の香りが溜まっていく。
「それで?綾の話って?言っとくけど、ノロケ話聞ける程回復してないよ?俺」
「ち、違います。あの……立花さんはどうして昨日、先生に私の場所を教えたんですか?だって、自分が来た方がずっと――」
考えてみればあれからまだ1年も経っていなかった。
ここに来て、それまでの私の何年分の経験をしたんだろう。
「そこ座って」
立花さんは簡易キッチンに向かっている。
コポコポとお湯を注ぐ音がして、フワッと香りのいい紅茶の匂いがした。
カチャリと目の前に置かれたカップ。
湯気が鼻まで届くと、身体の中に甘い紅茶の香りが溜まっていく。
「それで?綾の話って?言っとくけど、ノロケ話聞ける程回復してないよ?俺」
「ち、違います。あの……立花さんはどうして昨日、先生に私の場所を教えたんですか?だって、自分が来た方がずっと――」

