恋愛のやり直し方

人が心底驚いた顔って、こんな感じなんだ。



ビデオのコマ送りみたい。






「あ……や……」







吐き出す息に名前を乗っけたみたいな声にクスリと思わず笑ってしまった。

途端に真っ赤になる友田の顔。






「聞くのは追々でいいです。今全部言われても恥ずかしすぎて失神しちゃいそうですから」



ペロッと舌を出した私の顔から、視線を外した。




「綾…それ反則過ぎだろ?」



「ヘヘヘ……仕返し足りないくらいですよ?でも、一つだけ。どうして昨日、あのバーに私がいるって分かったんですか?」






友田の照れた顔でもう十分だった。
今までそんな顔見たことなかったし、何より全然余裕がなかった。



それだけで、私を思ってくれているのだとヒシヒシ伝わってくる。